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Graphite

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Graphite — レイヤー編集とノードグラフを同じ文書構造として扱う、非破壊・手続き型2Dグラフィックスエディタ

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概要

Graphiteは、ベクターアートとグラフィックデザインを中心に、レイヤーベースの操作とノードベースの手続き型編集を一つの文書モデルへ統合するオープンソースの2Dグラフィックスエディタです。通常のキャンバス操作ではIllustrator系のツール感覚で作業できる一方、その操作は内部のGraphene node graphへ反映され、必要なときだけノードへ降りて処理順序やパラメータを編集できます。現行版はalphaで、ベクター編集が主力、ラスター編集は限定的・実験的ですが、将来的に画像処理、モーショングラフィックス、DTP、VFXまで同じ手続き型基盤へ広げる構想を持っています。

特徴と向いている用途

公式資料に基づく紹介・実機未検証 · 内容確認日:

レイヤーパネルとノードグラフを、別機能ではなく同じ文書構造の二つの見せ方として使う

Graphiteの特徴は、従来型のレイヤー編集とnode-based editingを切り離していないことです。ユーザーはキャンバス上のPen、Path、Shapeなどのツールとレイヤーパネルだけで作業することも、node graphへ切り替えて処理を直接編集することもできます。キャンバス操作は裏側のnodeを変更するため、WYSIWYGで作った結果を後から手続き型に掘り下げたり、逆に複雑なnode networkを通常のレイヤーとして扱ったりできます。

出典:[1][2]

GrapheneのDAGとsubgraphで、図形処理を再利用可能な手続きとして組み立てる

Grapheneではartworkをnode networkとして表現し、node同士をdirected acyclic graphとして接続します。複数nodeをsubgraphへまとめ、そのsubgraph自体を一つのnodeとして再利用できるため、単純なfilter chainよりも大きな処理単位を部品化できます。rootのartwork graphとsubgraphは本質的に同じモデルで、外部から画像や時間などをimportし、処理結果をcanvasへexportする構造です。非破壊boolean、procedural pattern、生成的なvector artworkなど、結果だけではなく『作り方』を文書に残せることが強みです。

出典:[3][2]

Rust/Wasm backendをブラウザ内で動かし、Svelte UIから高機能エディタを操作する

現在のGraphite frontendはSvelte/TypeScriptのWebアプリで、editor backendはRustで実装されWebAssemblyへcompileされます。backendがstateのsource of truthとなり、frontendのwidget操作を受けて文書状態を更新します。つまり一般的なWebサービスのように編集ロジックをserverへ送るのではなく、主要なeditor engineをbrowser内で動かす構成です。現行roadmapではoffline cachingとinstallable PWAも完了項目として扱われており、Web配布とローカル寄りの編集体験を両立する方向です。

出典:[4][2]

Illustrator系の操作感を残しながら、BlenderやHoudiniのような手続き型編集を2D制作へ持ち込みたい人へ

ロゴ、アイコン、イラスト、ポスター、パターン、procedural artworkなど、ベクター中心の制作で『後からパラメータを変えて全体を作り直したい』『同じ処理を再利用したい』場合と相性があります。通常のレイヤーUIを残しているため、最初からnode graphだけで制作する必要はありません。一方、Photoshop系の成熟したラスター画像編集だけを求める用途より、非破壊性や生成的な処理、vector/raster統合の将来性を重視するユーザーに向くプロジェクトです。

出典:[1][2]

現行版はalphaでベクター中心。文書形式・ラスター・デスクトップ版などはまだ成熟途中

公式featuresページは現行alphaをvector artとgraphic design向けと位置付け、raster editingはlimitedかつexperimentalと明記しています。stable document format、改良されたimaging data format、brush/stylus対応、desktop appのrelease candidatesは現在も進行中で、PDF export、GPU-accelerated raster rendering、より広いSVG filter対応などは今後のroadmapです。既存の商用DCCツールと同じ完成度やファイル互換性を前提に置くより、現在使えるvector/procedural機能を評価しながら導入する段階です。

ソースコードは、特記がない限りMIT LicenseまたはApache License 2.0のどちらかを選べるdual licenseです。商用利用や派生開発にも使いやすい構成ですが、repository内で個別に別ライセンスが指定されている箇所があれば、その指定が優先されます。

出典:[2][5][6]

参考にした公式資料

  1. [1]GraphiteEditor/Graphite — README(2026-09-14)
  2. [2]Graphite — Features and roadmap(2026-09-14)
  3. [3]Graphene — Networks and nodes(2026-09-14)
  4. [4]Graphite — Frontend architecture(2026-09-14)
  5. [5]GraphiteEditor/Graphite — MIT License(2026-09-14)
  6. [6]GraphiteEditor/Graphite — Apache License 2.0(2026-09-14)

成長

成長の推移 · 直近30日

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