概要
Huly Platformは、Chat、Project Management、CRM、HRM、ATSなど複数の業務アプリを一つのworkspaceとデータ基盤へ載せるためのオープンソースプラットフォームです。完成済みのタスク管理SaaSだけを提供するのではなく、認証、workspace、transaction、リアルタイム共同編集、全文検索、ファイル保存、event processingなどを共通サービスとして持ち、その上にHulyやTraceXのような業務製品を構築することを想定しています。個別ツールを連携でつなぐのではなく、communication、project、people、customer dataを同じplatform modelへ寄せたいチームや、業務アプリそのものを拡張・開発したい組織向けの構成です。
特徴と向いている用途
公式資料に基づく紹介・実機未検証 · 内容確認日:
Chat・Project・CRM・HRM・ATSを別製品としてつなぐのではなく、共通workspace上のアプリとして扱う
このrepositoryにはChat、Project Management、CRM、HRM、ATSなど複数のapplication領域が含まれています。中心にあるのは特定のIssue Trackerではなく、authentication、workspace membership、permissions、transaction処理、document collaborationなどを共通化したplatformです。そのため、営業情報からproject workへつなぐ、採用やpeople情報を同じorganization contextで扱う、といった横断的な業務体験を個別SaaS間の同期だけに依存せず設計できます。
出典:[1]
WebSocket・Y.js・Redpandaを組み合わせ、変更通知・共同編集・非同期処理をリアルタイム基盤として分離する
Architecture Overviewでは30以上のmicroservicesが整理されており、Transactorがtransaction処理とWebSocket接続を担当し、CollaboratorがY.js CRDTによる同時編集を処理します。非同期eventはKafka-compatibleなRedpandaへ流れ、Fulltext、Media、Processなどのconsumerが検索index更新やmedia処理、workflow automationを実行します。primary application dataはCockroachDB、全文検索はElasticsearch、binary assetはMinIO、notification cache/pub-subはRedisと、用途ごとにstorageとmessagingを分離したdistributed architectureです。
出典:[2]
業務アプリのUIだけでなく、検索・document intelligence・media・backup・workflowまでplatform serviceとして持つ
platformにはPDF/DOCX等からtextを抽出するRekoni、full-text indexing、thumbnail/preview、video streaming、PDF generation、digital signature、workspace export、backup、analytics、process automationなどのserviceが含まれます。API Clientも公式READMEから案内されており、既存Huly UIを使うだけでなく、外部integrationやcustom applicationからplatform operationを呼び出す利用も想定されています。単なるcollaboration UIより、業務システムを組み立てるbackend/application platformとして見る方が実態に近いプロジェクトです。
Slack・Linear・CRM・HRツールに分散した業務データを、一つの運用基盤へ寄せたい組織へ
communication、project management、customer management、people operationsなどが別々のSaaSへ分かれ、権限や検索、履歴、automationを横断して整合させる負担が大きいチームに向きます。また、既成SaaSをそのまま使うだけでは足りず、独自のCRMやvertical SaaSをHulyの共通service上に作りたい開発組織にも適しています。一方、Issue管理やteam chatだけを小さくself-hostしたい場合は、platform全体のarchitectureが要求する運用規模に対して過剰になる可能性があります。
self-hostは大規模なdistributed stack。Hosted Huly終了とrelease系統、EPL-2.0も導入前に確認する
Platform本体の開発構成は30以上のserviceに加え、CockroachDB、Elasticsearch、MinIO、Redpanda、Redisなどを利用します。READMEではresource-constrained環境向けのminified Docker構成も案内されていますが、WSLでfull deploymentするとvirtual diskを35GB超消費する目安も記載されています。単にHulyをself-hostして使いたいだけなら、公式READMEはこのplatform repositoryを直接buildするよりhcengineering/huly-selfhostを使うよう案内しています。productionではv* releaseを使い、s* development buildは本番非推奨です。
またREADMEにはHosted Hulyを終了し、self-hosted setup等へmigrationするよう求める告知があります。SaaS版の継続提供を前提に評価せず、現在の運用先を確認する必要があります。ソースはEclipse Public License 2.0で、MITやApache-2.0のようなpermissive licenseではありません。商用利用は可能ですが、ProgramやModified Worksを配布する場合のsource availabilityなどEPL-2.0の条件が関係するため、再配布・派生製品化ではライセンス条件を確認する必要があります。
参考にした公式資料
- [1]hcengineering/platform — README(2026-09-14)
- [2]Huly Platform — Architecture Overview(2026-09-14)
- [3]hcengineering/platform — LICENSE(2026-09-14)
成長
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