概要
LocalSendは、Windows・macOS・Linux・Android・iOS・Fire OS間でファイルやメッセージを転送できるオープンソースアプリです。同じローカルネットワーク上の端末を自動検出し、通常の転送はREST APIとHTTPSで直接通信します。アカウントや外部サーバを必要とせず、Flutter/Dartで複数OSへ展開されています。2026年9月16日時点の最新安定版はv1.18.2です。
特徴と向いている用途
公式資料に基づく紹介・実機未検証 · 内容確認日:
クラウドを経由せず、同じLANにいる端末へファイルとメッセージを直接送る
LocalSendは外部serverへuploadして共有URLを渡す方式ではなく、同じlocal network上の端末同士で直接通信します。READMEはinternet connectionやthird-party serverを必要としないことを明記しています。
通常の転送ではLocalSend ProtocolのREST APIをHTTPSで利用し、各端末がその場でTLS certificateを生成します。Protocol v2.2ではmulticast UDPとHTTP registrationを組み合わせて端末を発見し、既定ではTCP/UDPの53317番portを使います。
WindowsからiPhone、AndroidからLinuxまで同じ操作系でつなぎ、CLIやbrowser受信にも広げられる
公式配布はWindows、macOS、Linux、Android、iOS、Fire OSを対象にしており、desktopとmobileをまたぐAirDrop代替として使えます。GitHub metadataの主要言語はDartで、appはFlutter 3.41系を要求します。
v1.18.2ではLocalSend Protocol v2対応のCLIも配布され、file・directoryを端末aliasやIP指定で送れます。receiverにLocalSendがない場合は、senderがbrowser向けdownload pageを開くreverse transferもprotocolに用意されています。
OSが混在する家庭・チームで、USBやクラウドストレージを挟まず一時的に受け渡したい用途に
MacとWindows、iPhoneとAndroidのように標準共有機能が揃わない環境で、写真、資料、project archiveなどを近くの端末へ渡す用途に向きます。internetへ出せない/出したくないlocal networkでも、端末間通信が許可されていれば使える点が特徴です。
「同じWi-Fiなら必ず見える」わけではなく、Firewall・AP isolation・VPN・local network権限に左右される
自動検出はlocal networkのmulticastなどを使うため、routerのAP isolation、guest network、OS firewall、VPNのLAN遮断設定によって端末が見つからないことがあります。READMEはTCP/UDP 53317の許可とAP isolationの無効化を案内しています。
multicastが使えない場合はlegacy discoveryやIP address直接指定がfallbackになります。企業LANなどnetwork policyが厳しい環境では、導入前に端末間通信とport policyを確認する必要があります。
通常転送はHTTPSだが、browser経由のreverse transferはHTTP。用途ごとに通信条件を確認する
通常のLocalSend間転送はHTTPSを使いますが、Protocol v2.2のbrowser向けreverse transferはself-signed certificateをbrowserが拒否するため、明示的にunencrypted HTTPを使う仕様です。
またREADMEのtroubleshootingでは速度問題への対処として両端でencryptionを無効化する選択肢も示されています。『LocalSendを使えば常に全経路が暗号化される』とは扱わず、利用する転送modeと設定を確認してください。
アプリ自体にauto-updateはない。Storeまたはpackage manager経由の導入が推奨
公式READMEは、LocalSend本体にauto-update機能がないため、app storeまたはpackage managerからinstallすることを推奨しています。WindowsはWinget/Scoop/Chocolatey、macOSはApp Store/Homebrew、LinuxはFlathub/Nixpkgs/Snap/AURなど複数の配布経路があります。
v1.18.2 releaseでは1.17.0以前とのcompatibility問題を修正し、Windows binaryの署名も更新されています。端末を長期運用する場合は、配布経路を統一して更新状況を追いやすくする方が安全です。
Apache-2.0。改変・再配布しやすいが、NOTICEや変更表示など再配布条件は確認する
LocalSendはApache License 2.0で公開されています。改変・再配布・商用利用が可能ですが、license copyの同梱、変更したfileへのnotice、既存のcopyright・attribution noticeの保持など条件があります。
独自buildや社内配布を行う場合は、LocalSend本体だけでなくFlutter packageやplatform固有dependencyのlicenseも合わせて確認してください。
参考にした公式資料
- [1]localsend/localsend — GitHub repository metadata(2026-09-16)
- [2]LocalSend — README(2026-09-16)
- [3]LocalSend v1.18.2 release(2026-09-16)
- [4]LocalSend v1.18.2 — Flutter pubspec(2026-09-16)
- [5]LocalSend Protocol v2.2(2026-09-16)
- [6]LocalSend — Apache License 2.0(2026-09-16)
編集部からの補足
「AirDropのcross-platform版」だけでなく、外部serverを使わずlocal network上で直接通信する設計がLocalSendの本質です。導入時は転送速度より先に、同一LAN・Firewall・AP isolation・VPN・local network権限を確認すると切り分けしやすくなります。
3ステップで試す
- 1
送受信する2台へインストール
公式READMEはauto-updateがないため、App Store・Play Store・Winget・Homebrew・Flathubなどのstore/package manager経由を推奨しています。
Windows / macOS / Linux / Android / iOS → Install LocalSend - 2
同じLANでLocalSendを起動
2台を同じlocal networkへ接続します。相手が見えない場合はFirewallのTCP/UDP 53317、AP isolation、VPN、local network権限を確認します。
Launch LocalSend on both devices - 3
ファイルを送る
送信側でファイルと相手端末を選び、受信側でacceptしてLAN内の直接転送を確認します。
Send → Files → Select device → Accept
成長
成長の推移 · 直近30日
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- 主要言語
- Dart
- ライセンス
- Apache-2.0
- リポジトリ最終更新
- 2026/09/14
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