概要
AFFiNEは、Notion型のドキュメントとMiro型のホワイトボードを別々のツールとして扱わず、同じblockデータをPage modeとEdgeless modeの両方で編集できるlocal-first workspaceです。rich text、sticky note、linked page、database、shape、slide、埋め込みコンテンツを一つのキャンバスへ混在させ、文章で整理した情報をそのまま図解・プレゼン・計画へ広げられます。データは端末側を基点に保持しながらreal-time syncとcollaborationにも対応し、Web/desktopとself-host serverを組み合わせて知識基盤を自分たちで管理できます。
特徴と向いている用途
公式資料に基づく紹介・実機未検証 · 内容確認日:
PageとEdgelessを別ファイルに分けず、同じblockを文章・図・Databaseとして再配置する
AFFiNEの特徴は、文書editorとwhiteboardを別製品として並べるのではなく、共通のblock model上で融合していることです。文章中心のPage modeで作った内容をEdgeless canvasへ持ち込み、rich text、sticky notes、linked pages、multi-view databases、web embeds、shapes、slidesなどと同じ空間に配置できます。議事録から関係図を作る、仕様メモをそのまま企画ボードへ展開する、databaseの情報を視覚的な計画へ落とすといった移行を、コピー&ペースト中心の別ツール連携にしないことが設計上の価値です。
出典:[1]
端末上のデータを基点にしつつ、CRDTベースの同期でWeb・desktop・共同編集へ広げる
READMEではAFFiNEをlocal-firstとして位置付け、クラウドの有無にかかわらずデータをdisk上で所有できることを強調しています。基盤にはBlockSuite、y-octo、OctoBase、Yjsなどのlocal-first / CRDT系コンポーネントが使われ、Webとcross-platform client間のreal-time syncやcollaborationを成立させています。オフラインやローカル保存を優先しつつ、必要なときだけチーム同期へ広げたいナレッジ管理と相性があります。
出典:[1]
Canvas上の情報をAIで要約・Mind Map・Slide・Prototypeへ変換する
AFFiNE AIは文章生成だけではなく、outlineからslideを作る、記事をmind mapへ要約する、taskやbacklogを整理する、canvas上でprototypeやweb pageを生成するといったmultimodal workflowを想定しています。DocsとCanvasが同じworkspaceにあるため、AIの出力先もチャット欄に閉じず、既存の文書・図・計画へ直接つなげられるのが特徴です。AI機能を利用する場合は、選択する提供形態や外部modelのデータ取り扱いをlocal-first本体とは分けて確認する必要があります。
出典:[1]
NotionとMiroを行き来している個人・チームが、知識と視覚思考を一つのlocal-first基盤へ寄せたい場合へ
文章で考える場面とwhiteboardで考える場面が頻繁に切り替わるプロダクト企画、研究、設計、授業、個人ナレッジ管理と相性があります。Notion系のpage/database管理とMiro系の自由配置を一つにまとめたい場合や、SaaSだけに知識資産を預けずdesktopとself-hostを含む運用を選びたい場合に有力です。一方、厳格な表計算、専用プロジェクト管理、専門的なデザインツールの機能が主目的なら、それぞれの専用製品を置き換えるより、AFFiNEを知識と発想の中心として併用する方が自然です。
self-hostはRedisとpgvector/PostgreSQLを含むserver運用が必要で、現行repositoryのlicenseも単純なMIT一枚ではない
公式self-host ComposeではAFFiNE serverのほかにRedis、pgvector/PostgreSQL 16、migration jobを起動し、databaseとstorage/configを永続化します。したがってdesktop単体のlocal-first利用と、複数端末同期や共同編集を提供するself-host serverでは運用負荷が異なります。外部公開する場合はdatabase/storageのbackup、upgrade時のmigration、TLS、認証、メール等の設定も含めてWebサービスとして管理する必要があります。
ライセンス表記には注意が必要です。READMEはCommunity EditionをMITとして案内していますが、現在のroot LICENSEはpackages/backendとpackages/common/nativeを別licenseへ切り出しています。backend側LICENSEではEnterprise Edition部分は有効なsubscriptionが必要で、Community Editionとして配布される対象部分はMPL-2.0とされています。それ以外のroot LICENSE対象コードはMITです。つまりrepository全体を一律MITとみなさず、self-hostや派生開発で利用する具体的なfile/editionごとに条件を確認する必要があります。
参考にした公式資料
- [1]toeverything/AFFiNE — README(2026-09-14)
- [2]AFFiNE — self-host Docker Compose(2026-09-14)
- [3]toeverything/AFFiNE — root LICENSE(2026-09-14)
- [4]AFFiNE backend — edition license(2026-09-14)
成長
成長の推移 · 直近30日
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