概要
Puterは、ブラウザ上でデスクトップ環境を提供しながら、開発者向けにAI、object storage、key-value database、serverless workers、app publishingまでまとめたオープンソースのInternet Computerです。Hosted版のputer.comを使うだけでなく、Docker ComposeでMariaDB・Valkey・DynamoDB-local・S3互換storage・Caddyを含む構成を自分の環境へ展開できます。
特徴と向いている用途
公式資料に基づく紹介・実機未検証 · 内容確認日:
ブラウザの中にデスクトップ環境を作り、ファイル・アプリ・ゲームを一つのworkspaceへまとめる
公式READMEはPuterをfeature-richで拡張可能なself-hostable internet computerと位置づけています。ユーザー向けにはNotepad、Voice Recorder、Spreadsheet、CameraなどのWebアプリを同じデスクトップ環境から使え、ファイルやアプリを一つの場所へ集約するpersonal cloud computerとして動作します。
出典:[1]
AI・storage・database・serverless workersを、Webアプリから利用できるplatformとして提供する
開発者向けにはAI、Cloud/Object Storage、Key-Value Database、Serverless Workersを提供し、作成したWebアプリやゲームをPuterのApp Storeへ公開できます。デスクトップUIを提供するだけでなく、アプリからcloud capabilityを呼び出すためのplatformまで同じプロジェクト群で扱う点が特徴です。
出典:[1]
Docker Composeでdatabase・cache・KV・object storage・reverse proxyまでまとめてself-hostする
公式self-hosting guideのCompose構成はPuter本体に加えてMariaDB、Valkey、DynamoDB-local、RustFSのS3互換object storage、Caddyを起動します。installerはsecret生成、.envとconfig.json作成、Compose/Caddy設定の取得、docker compose up -dまで自動化します。状態はhost側の./puter/data/<service>/へ保存されます。
出典:[2]
必要ならローカルLLMもCompose profileへ追加し、AI経路をself-host側へ寄せられる
self-hosting guideにはoptionalなai profileとしてOllamaが用意され、初回にdefault modelを取得する構成が記載されています。一方、PuterにはOpenAI/Anthropic互換のAI surfaceやhosted環境もあるため、どのproviderを有効にするかで推論経路と運用責任が変わります。
出典:[2]
個人クラウド、Webデスクトップ、アプリ配布基盤を別々に組むより一つの環境で試したい場合に
自前のWebデスクトップやNAS的なfile workspaceを作りたい人、Webアプリへstorage・DB・AI・serverless処理をまとめて提供したい開発者、OSSのpersonal cloudを自分のdomainで運用したい場合に向きます。UIだけでなくbackend service群まで含むため、単純なdesktop cloneよりplatformとして比較する方が適切です。
self-hostは複数service・wildcard DNS・TLS・secret・proxy設定まで含む運用で、AGPL条件も確認する
公開環境のself-hostではDocker Composeだけでなく、Puterがsubdomain routingを使うためwildcard DNSが必要です。TLSを使う場合はwildcard certificateやreverse proxy設定も関わり、Host、X-Forwarded-Proto、X-Forwarded-For、WebSocket upgradeを正しく転送する必要があります。MariaDBやS3のsecret、JWT signing secretなどもself-host側で管理します。
local developmentはNode.js 24以上が必要です。repositoryは原則AGPL-3.0で、第三者libraryは個別licenseの場合があります。改変版をnetwork serviceとして公開する場合はAGPLのsource提供義務を確認してください。またhosted puter.comとself-host環境は同じ運用境界ではなく、data・AI provider・storage・accountの配置を構成ごとに確認する必要があります。
参考にした公式資料
- [1]HeyPuter/puter — README(2026-09-15)
- [2]HeyPuter/puter — Self-Hosting Puter(2026-09-15)
- [3]HeyPuter/puter — package.json(2026-09-15)
- [4]HeyPuter/puter — LICENSE.txt(2026-09-15)
編集部からの補足
単なる「ブラウザ上のOS風UI」ではなく、storage・DB・AI・serverless workers・App Storeまで同じ環境へ統合している点を評価しました。導入時は、hosted版とself-host版のdata経路、複数serviceのsecret・backup、wildcard DNS/TLSを一体の運用課題として確認するのが重要です。
3ステップで試す
- 1
ソースを取得
公式READMEのLocal Development手順に沿ってrepositoryを取得します。Node.js 24以上が必要です。
git clone https://github.com/HeyPuter/puter && cd puter - 2
依存関係をインストール
workspace全体の依存関係をインストールします。
npm install - 3
Puterを起動
起動後に http://puter.localhost:4100 を開き、browser desktopと標準アプリを試します。
npm start
成長
成長の推移 · 直近30日
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推移データを蓄積中です。
開発アクティビティ
直近90日・週次
- Commit(直近30日)
- 304
- Open PR
- 14
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