OSS探訪

Puter — ブラウザ上のデスクトップとクラウド機能を、ユーザー向け環境からWebアプリ基盤まで一体化するself-hostable Internet OS

OSS健全度 89
スコアの見方

発掘スコアはStars・Watchers・Forks・Contributorsを対数圧縮して重み付けした独自指標(上限なし)。成長モメンタムは観測期間内の同スコアの差、OSS健全度は取得できた更新状況・Community Health・Releaseの0〜100評価です。

Stars
43,526
主要言語
TypeScript
ライセンス
AGPL-3.0
リポジトリ最終更新
2026/09/15

概要

Puterは、ブラウザ上でデスクトップ環境を提供しながら、開発者向けにAI、object storage、key-value database、serverless workers、app publishingまでまとめたオープンソースのInternet Computerです。Hosted版のputer.comを使うだけでなく、Docker ComposeでMariaDB・Valkey・DynamoDB-local・S3互換storage・Caddyを含む構成を自分の環境へ展開できます。

特徴と向いている用途

公式資料に基づく紹介・実機未検証 · 内容確認日:

ブラウザの中にデスクトップ環境を作り、ファイル・アプリ・ゲームを一つのworkspaceへまとめる

公式READMEはPuterをfeature-richで拡張可能なself-hostable internet computerと位置づけています。ユーザー向けにはNotepad、Voice Recorder、Spreadsheet、CameraなどのWebアプリを同じデスクトップ環境から使え、ファイルやアプリを一つの場所へ集約するpersonal cloud computerとして動作します。

出典:[1]

AI・storage・database・serverless workersを、Webアプリから利用できるplatformとして提供する

開発者向けにはAI、Cloud/Object Storage、Key-Value Database、Serverless Workersを提供し、作成したWebアプリやゲームをPuterのApp Storeへ公開できます。デスクトップUIを提供するだけでなく、アプリからcloud capabilityを呼び出すためのplatformまで同じプロジェクト群で扱う点が特徴です。

出典:[1]

Docker Composeでdatabase・cache・KV・object storage・reverse proxyまでまとめてself-hostする

公式self-hosting guideのCompose構成はPuter本体に加えてMariaDB、Valkey、DynamoDB-local、RustFSのS3互換object storage、Caddyを起動します。installerはsecret生成、.envconfig.json作成、Compose/Caddy設定の取得、docker compose up -dまで自動化します。状態はhost側の./puter/data/<service>/へ保存されます。

出典:[2]

必要ならローカルLLMもCompose profileへ追加し、AI経路をself-host側へ寄せられる

self-hosting guideにはoptionalなai profileとしてOllamaが用意され、初回にdefault modelを取得する構成が記載されています。一方、PuterにはOpenAI/Anthropic互換のAI surfaceやhosted環境もあるため、どのproviderを有効にするかで推論経路と運用責任が変わります。

出典:[2]

個人クラウド、Webデスクトップ、アプリ配布基盤を別々に組むより一つの環境で試したい場合に

自前のWebデスクトップやNAS的なfile workspaceを作りたい人、Webアプリへstorage・DB・AI・serverless処理をまとめて提供したい開発者、OSSのpersonal cloudを自分のdomainで運用したい場合に向きます。UIだけでなくbackend service群まで含むため、単純なdesktop cloneよりplatformとして比較する方が適切です。

self-hostは複数service・wildcard DNS・TLS・secret・proxy設定まで含む運用で、AGPL条件も確認する

公開環境のself-hostではDocker Composeだけでなく、Puterがsubdomain routingを使うためwildcard DNSが必要です。TLSを使う場合はwildcard certificateやreverse proxy設定も関わり、HostX-Forwarded-ProtoX-Forwarded-For、WebSocket upgradeを正しく転送する必要があります。MariaDBやS3のsecret、JWT signing secretなどもself-host側で管理します。

local developmentはNode.js 24以上が必要です。repositoryは原則AGPL-3.0で、第三者libraryは個別licenseの場合があります。改変版をnetwork serviceとして公開する場合はAGPLのsource提供義務を確認してください。またhosted puter.comとself-host環境は同じ運用境界ではなく、data・AI provider・storage・accountの配置を構成ごとに確認する必要があります。

出典:[2][3][4][1]

参考にした公式資料

  1. [1]HeyPuter/puter — README(2026-09-15)
  2. [2]HeyPuter/puter — Self-Hosting Puter(2026-09-15)
  3. [3]HeyPuter/puter — package.json(2026-09-15)
  4. [4]HeyPuter/puter — LICENSE.txt(2026-09-15)
編集部からの補足

単なる「ブラウザ上のOS風UI」ではなく、storage・DB・AI・serverless workers・App Storeまで同じ環境へ統合している点を評価しました。導入時は、hosted版とself-host版のdata経路、複数serviceのsecret・backup、wildcard DNS/TLSを一体の運用課題として確認するのが重要です。

3ステップで試す

  1. 1

    ソースを取得

    公式READMEのLocal Development手順に沿ってrepositoryを取得します。Node.js 24以上が必要です。

    git clone https://github.com/HeyPuter/puter && cd puter
  2. 2

    依存関係をインストール

    workspace全体の依存関係をインストールします。

    npm install
  3. 3

    Puterを起動

    起動後に http://puter.localhost:4100 を開き、browser desktopと標準アプリを試します。

    npm start
公式READMEで確認

成長

成長の推移 · 直近30日

43,526 Stars

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Stars
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Forks
4,054
Watchers
226
Open Issues
8
主要言語
TypeScript
ライセンス
AGPL-3.0
リポジトリ最終更新
2026/09/15
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