概要
Hankoは、パスワード、MFA、Passkeys、OAuth SSO、SAML SSO、ユーザー管理をまとめて扱えるオープンソースの認証基盤です。Go製バックエンドAPIに加え、ログインやプロフィール画面を組み込みやすいHanko ElementsとフロントエンドSDKを備え、セルフホストとHanko Cloudの両方を選べます。
特徴と向いている用途
公式資料に基づく紹介・実機未検証 · 内容確認日:
Passkeysだけに限定せず、現代的な認証方式を一つの基盤へまとめる
公式READMEでは、passwords、MFA、passkeys、social logins、SAML SSOに対応し、passkey-onlyやOAuth-onlyなどの構成も選べると説明されています。認証方式ごとに別サービスを組み合わせるのではなく、ユーザー・セッション管理やJWT発行まで含むAPI-firstの基盤として扱えるのが特徴です。
出典:[1]
Web ComponentsとSDKで、認証UIを既存フロントエンドへ組み込みやすい
Hanko Elementsはログイン・オンボーディング・ユーザープロフィール用のWeb Componentsを提供し、Hanko Frontend SDKはHanko APIとの通信を扱います。Elementsのnpm packageはMIT Licenseで公開され、READMEにはframework-agnosticな統合を狙う構成が示されています。
Docker ComposeのQuickstartで、フロント・バックエンドをまとめてローカル確認できる
公式Quickstartではリポジトリをcloneし、deploy/docker-compose/quickstart.yamlを使ってDocker Composeで起動する手順が案内されています。起動後はlocalhost:8888でログイン画面を確認でき、メール確認用のMailSlurperもlocalhost:8080で立ち上がります。
出典:[2]
Auth0やClerkなどの代替を検討しつつ、認証データと運用の主導権を持ちたいチームに
Passkeysを導入したい場合だけでなく、パスワードから段階的に移行したいサービス、MFA・OAuth・SAMLまで同じ認証基盤で扱いたいB2B/B2Cアプリ、認証APIをセルフホストしてデータ配置や運用を自分で決めたいチームに向きます。既存UIへ最短で組み込む場合はHanko Elements、独自UIを作る場合はFrontend SDKとAPIを比較すると整理しやすいです。
リポジトリ全体は単一ライセンスではなく、backendとfrontendで条件が異なる
ルートLICENSEでは、frontend/elementsとfrontend/frontend-sdkを除くコードはAGPLv3、これら2ディレクトリはそれぞれのMIT Licenseに従うと定義されています。さらにREADMEはNon-Copyleft commercial licensingも案内しています。セルフホストや改変版をサービス提供する場合は、利用するコンポーネントごとのライセンス境界を確認してください。
Quickstartは評価には便利ですが、Docker起動時に複数サービスを構築します。本番導入ではQuickstart設定をそのまま採用せず、backend設定、メール送信、OAuth/SAML接続、セッション運用などを自環境の要件に合わせて設計する必要があります。
参考にした公式資料
- [1]teamhanko/hanko — README(2026-09-15)
- [2]teamhanko/hanko — Quickstart README(2026-09-15)
- [3]teamhanko/hanko — LICENSE(2026-09-15)
- [4]teamhanko/hanko — hanko-elements package.json(2026-09-15)
編集部からの補足
Passkeys専用ツールではなく、既存のパスワード認証からSSOまでを同じ基盤で段階的に扱える点を評価しました。導入時は、backendのAGPLv3とElements/Frontend SDKのMITというライセンス境界を先に確認するのが重要です。
3ステップで試す
- 1
ソースを取得
git clone https://github.com/teamhanko/hanko.git - 2
Quickstartを起動
Docker DesktopなどのDocker環境を起動した状態で実行します。初回はサービスをローカルでビルドします。
cd hanko && docker compose -f deploy/docker-compose/quickstart.yaml -p "hanko-quickstart" up --build - 3
ログイン画面を確認
メール確認用のMailSlurperは http://localhost:8080 で確認できます。
http://localhost:8888
成長
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- リポジトリ最終更新
- 2026/09/15
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