OSS探訪

移植性の高いC++ライブラリ群を組み合わせ、標準ライブラリを補う汎用機能をアプリケーションへ追加する

スコアの見方

OSS規模スコアはStars・Watchers・Forks・Contributorsを対数圧縮して重み付けした現在の規模指標(上限なし)です。発掘スコアは現在のOSS規模スコアから発掘時点のOSS規模スコアを引いた値、更新ペースは直近30日Commit数、成長モメンタムは直近の観測期間におけるOSS規模スコア差、OSS健全度は取得できた更新状況・Community Health・Releaseの0〜100評価です。

Stars
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主要言語
HTML
ライセンス
BSL-1.0
リポジトリ最終更新
2026/10/03
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概要

Boostは、幅広い用途を対象にしたpeer-reviewedなC++ source library群です。C++ Standard Libraryと組み合わせやすいことを重視し、多くのlibraryはheader-onlyで利用できます。一方、個別にbinary buildが必要なlibraryもあり、用途に応じて必要なmoduleだけを選びます。

特徴と向いている用途

公式資料に基づく紹介・実機未検証 · 内容確認日:

主な特徴

用途ごとに独立したC++ライブラリを選んで組み込む

BoostはportableなC++ source libraryを多数提供するcollectionです。標準ライブラリと併用しながら、applicationに必要な機能を個別のlibrary単位で採用できます。

出典:[1]

多くのlibraryはheader-onlyで利用する

Getting Startedは、Most Boost libraries are header-onlyと説明しています。header-only libraryならinclude pathへBoost rootを加えるだけで使え、別のlibrary binaryをlinkする必要がありません。

出典:[2]

compiled libraryはBoost.Buildで構成してbuildする

Boost.Filesystem、Boost.Log、Boost.Regexなど別途buildが必要なlibraryでは、bootstrap.shとb2を使ってtoolsetやinstall prefixを指定できます。必要なlibraryだけを選んでbuildすることもできます。

出典:[2]

向いている用途

複数platformで再利用できるC++部品を必要とする場合に向く

portableで広く利用できるC++ libraryを、standard libraryの機能と組み合わせて使いたいapplicationやlibrary開発に適します。

出典:[1]

導入前の確認

採用するlibraryごとにbuildとlink要件を確認する

header-onlyとbinary libraryでは導入方法が異なります。binaryを使う場合はcompiler、architecture、address model、debug/releaseなどbuild variantがlink互換性に影響するため、application側と条件を合わせます。

出典:[2]

GitHub repositoryは多数のsubmoduleを束ねるsuper-projectとして扱う

boostorg/boostはmodule化されたBoostのsuper-projectで、.gitmodulesには多数のlibrary repositoryが登録されています。sourceから取得する場合はsubmoduleを含むcheckoutにするか、公式release archiveを利用します。

出典:[3][4]

1.92.0のlicenseとreleaseを固定して再現性を保つ

2026年10月3日時点の最新安定版は1.92.0です。repository metadataはBoost Software License 1.0を示しており、sourceや派生物の配布ではlicense本文の条件を確認します。

出典:[4][5]

参考にした公式資料

  1. [1]Boost 1.92.0 README(2026-10-03)
  2. [2]Boost Getting Started on Unix variants(2026-10-03)
  3. [3]Boost 1.92.0 submodule map(2026-10-03)
  4. [4]Boost 1.92.0 release(2026-10-03)
  5. [5]Boost Software License 1.0(2026-10-03)
編集部からの補足

Boostは単一ライブラリではなく、多数のC++ライブラリをまとめたcollectionです。採用前に必要なlibraryがheader-onlyかbinary build必須かを確認すると、build設定と配布方法を必要以上に複雑にせずに済みます。

3ステップで試す

  1. 1

    Boost 1.92.0のofficial release archiveを取得する

    GitHub releaseに公開されているB2同梱のsource archiveをversion固定で取得します。

    curl -LO https://github.com/boostorg/boost/releases/download/boost-1.92.0/boost-1.92.0-b2-nodocs.tar.xz
  2. 2

    archiveを展開してBoost rootへ移動する

    release distributionにはlibrary sourceとheader、B2が含まれます。binary libraryが必要な場合は各libraryのbuild要件も確認してください。

    tar -xf boost-1.92.0-b2-nodocs.tar.xz && cd boost-1.92.0
  3. 3

    header-onlyのversion headerをcompileして確認する

    header-only利用の最小確認としてBoost headerをincludeし、release versionを表示します。

    cd boost-1.92.0 && printf '#include <boost/version.hpp>\n#include <iostream>\nint main(){std::cout << BOOST_LIB_VERSION << "\\n";}\n' > boost-version.cpp && c++ -I . boost-version.cpp -o boost-version && ./boost-version
公式READMEで確認

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リポジトリ最終更新
2026/10/03

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